科研費「現代日本の戦争観・平和観とその歴史・文化的背景に関する社会学的研究」(基盤研究B、2022~24年度)第2年度(2023年度)は、下記のように研究を進めました。
- 研究代表者・研究分担者・研究協力者が参加する計10回の定例研究会を、京都大学とオンラインのハイブリッド方式にて開催し、下記の自衛隊退職者調査の準備、および実施後のデータ分析と報告書の作成を進めました。
- 2023年6月、(株)マクロミルに委託し、自衛隊退職者(同社のWeb調査モニター2060人)を対象とする「安全保障・防衛問題に関する意識調査」を実施しました。自衛隊退職者は、かつては軍事専門職として防衛の任に当たり、かつ現在は一般市民として地域社会の中で生活しているという両面性をもつため、その戦争観・平和観を分析することにより、現代日本の戦争観・平和観に関するより客観的な知見を得ることを目的としました。調査項目は、安保関連3文書、日本の安全保障環境、防衛政策、防衛体制、「日本有事」の可能性、および自衛隊の組織等についての考えを問う設問を中心としました。
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