『元自衛隊員は自衛隊をどうみているか――自衛隊退職者に対する意識調査・報告書』刊行

2023年6月に自衛隊退職者を対象として実施した「安全保障・防衛問題に関する意識調査」報告書が、8月26日、青弓社より『元自衛隊員は自衛隊をどうみているか――自衛隊退職者に対する意識調査・報告書』として刊行されました。

上記リンク先の「試し読み」で、目次と「はじめに」をお読みいただくことができます。

前著『日本社会は自衛隊をどうみているか』と両輪をなす調査報告書であり、今後の軍事・安全保障問題に関する討議のための基礎データとして、ぜひ多くのかたにご参照いただければ幸いです。


1 個のコメント

  1. 吉田先生、偕行社・安全保障研究委員を20年務めている徳田八郎衛(1961年理学部卒)です。このたび、上梓されたばかりの「元自衛隊員は自衛隊をどう見ているか」をご恵贈頂きまして有難うございます。1,400名ほどの回答者のうち、半数以上が元「士長・1士・2士・階級なんか忘れた」という調査は素晴らしく、元幹部を対象とする調査ばかりの偕行社や水交社ではとても無理です。私も通信大隊長として726名の若い男女と3年間接し、また防大教授として4年間、少年工科学校(当時)教育部長として2年間勤務し、多くの進路変更者・任官拒否者と面談し、その後も親交を保っているので、責任ある職務を体験しなかった人々の回答と、責任ある職務を経てきた元上級者との回答との偏移も理解できます。ただ防衛省職員については内局事務官も防大等の教官も隊員ですので、問27で「女性職員の活躍推進施策」とあるのに違和感を持ちました。今回も科研費の助成を得られたとか、これも大変なご苦労があったと推察します。おめでとうございました。

コメントを残す

メールアドレスは公開されません