戦友会や軍歴に関する情報の調べ方

軍歴を調べる方法

旧陸軍の場合
旧陸軍軍人の軍歴を記した「兵籍簿」が、そのご本人の本籍地の都道府県に保管されており、「三親等以内の血族であれば閲覧可能」となっているところが多いようです。申請の資格があれば、軍歴証明書の交付を受けることができます(必要書類を揃えれば郵送でも可能です)。
都道府県によって資料の有無、手続きなどが異なりますので、まず、ご親族の本籍地の都道府県の援護課(部局名は都道府県によって異なりますが、「援護課」と言えば通じます)に、電話でお問い合わせいただくことをお勧めします。

旧海軍の場合
旧海軍軍人・軍属の軍歴については、厚生労働省の担当部署にお問い合わせください。

部隊史や戦友会史・誌について

お探しの戦友会が部隊史や戦友会史・誌を刊行している場合、それらにあたってみることも一つの方法です。 下記の機関等には、数多くの部隊史や戦友会史・誌が収められています。

 

また、以下の国立国会図書館の「リサーチ・ナビ」のページを参照することも可能です。

  1. 「近代日本軍事関係文献目録」
  2. 「軍事関係の名簿の調べ方」
  3. 「政治分野の参考図書(代表例)」の中の「陸海軍」

 

上記「3.」の中に挙がっている文献のうち、

  • 『太平洋戦史文献総覧』(井門寛編著、歴研、2000年)
  • 『戦史・戦記総目録』(西村正守編、地久館出版、1987年)

には、部隊史の書誌が掲載されています(この2冊の本は、県立図書館くらいなら所蔵されている可能性が高いです)。

 


戦友会とは

本研究会が研究対象としてきた戦友会とは、アジア・太平洋戦争時において軍隊生活を共有した人々が、戦後に結成した集団である。 アジア・太平洋戦争終結時に生存していた日本軍兵士の数は、約789万人といわれる。その人々は戦後日本 …