科研費「現代日本の戦争観・平和観とその歴史・文化的背景に関する社会学的研究」(基盤研究B、2022~24年度)第3年度(2024年度)は、下記のように研究を進めました。
- 研究代表者・研究分担者・研究協力者が参加する計9回の定例研究会を、京都市内の会議室とオンラインのハイブリッド方式にて開催し、下記の研究実施についての打ち合わせをおこないました。
- 2024年5月、第75回関西社会学会大会・開催校シンポジウム「戦争社会学の可能性と課題」おいて、研究代表者・吉田と研究協力者・津田が研究成果の報告をおこないました。
- 前年度に実施した自衛隊退職者意識調査データに基づいて分析を進め、その成果を2024年8月、『元自衛隊員は自衛隊をどうみているか――自衛隊退職者に対する意識調査・報告書』(青弓社)として公開しました。
- 2025年3月、上記データの分析に基づく論文「自衛隊と市民社会の関係に対する元自衛隊員の意識――自衛隊退職者調査に基づく計量分析――」を、京都大学の紀要『社会システム研究』第28号に発表しました。
- 2025年1月、自衛隊退職者調査に関連するデータとして、「自衛隊退職者の著書データベース」を作成・公開しました(初期データは研究協力者・津田壮章が作成しました)。
- 2025年2月、2023年の自衛隊退職者調査との比較のため、一般市民を対象とした自衛隊・安全保障問題に関する計量的意識調査をWebモニター方式で実施しました(回収数2064)。
- 2025年3月、現代日本の戦争観・平和観の歴史・文化的背景についての質的調査の一環として、福岡県の戦争博物館・資料館6館の実地調査を実施し、資料館運営者2名への聞き取り調査をおこないました。
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